海が酸欠に

On 2008/5/15 木曜日, in hypoxia reseacrh, by bodyhacker

Expanding Oxygen-Minimum Zones in the Tropical Oceans

Science Vol. 320. no. 5876, pp. 655 – 658

海中の酸素分圧の低い層が拡大しているというはなしです。

温暖化の影響は一部の原因としてあるのだそうですが,これが人間の活動に起因する二酸化炭素の排出によるものなのかは当然ながらこの論文では触れていません。

海水の酸素の溶解度が60-120 µmol/kgを下回ると生物の生存にきわめて不適切となるのだそうですが,10 µmol/kg (suboxic) ーこのような環境下では生物はnitrateを呼吸に利用する場合があるそうですー以下や全く酸素がない(anoxic)な海水層(oxygen-minimum zone)がこの50年間拡大し続けているそうです。

地球史的にみたらこのような現象は珍しくなくP-T境界で起こったSuperanoxiaでは約2,000万年にわたって海洋が酸素欠乏状態にあったことが判明しているそうである。

以前紹介した“恐竜はなぜ鳥に進化したのか―絶滅も進化も酸素濃度が決めた” (ピーター D.ウォード)でも詳しく解説されています。




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