NEJM — A Gain-of-Function Mutation in the HIF2A Gene in Familial Erythrocytosis
New England J Medからです.
HIF2Aの第12エクソンのG1609->T Mutationで家族性の多血症が説明できるという報告です.
赤系の造血におけるHIF2Aの重要性を示唆する報告です.
この変異はGly537-Trpのアミノ酸の変異をもたらします.gain-of-functionをもたらす変異でPHD2との結合性の低下能が低下し細胞内でHIF-2aが安定化するようです.興味深いのはwildと比較すれば安定だが、水酸化の標的の変異Pro531-Alaと比較すると安定度は低いということです.
Chuvash polycythemia(参照)でのVHLの変異もHIF-1aとの結合がある程度は保たれるが低いという面白い性質があるのですが、それと似ています.
さらに面白いのはこのGlyはHIF-2aにだけ存在してHIF-1aにはないということです.
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HIF-2a-LAPYIPMDGEDFQL
HIF-1a-LAPYIPMD DDFQL
EPOを産生している臓器は腎臓なのかとか疑問点は多いですが、実際にヒトの多血症で見つかった変異という事で価値は高いと思います.
方法的には非常に原始的です.これでNEJMというのには素直に脱帽です.
興味深い症例を見つけたらPCRしてsequenceするといいことが起こるかも.
今週のNEJMには
NEJM — Hydrocortisone Therapy for Patients with Septic Shock
NEJM — Intensive Insulin Therapy and Pentastarch Resuscitation in Severe Sepsis
なども報告されているのですが個人的にはHIF2Aの論文に驚かされました.



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