昨日の夜に書き出したのですが途中でやめてしまいました。

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月曜日から今日までの作業で某論文のデータ整理がついてfigureもほぼ定まりました。
今週中にはsemi-finalまで持って行きたいです。

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普段はテレビを全く見ません-テレビがないので-が週末は違います。
日曜日に「重力に逆らってまで~映画監督・西川美和が見た女子ウエイトリフティング~」というNHKで放送されたドキュメントの録画を見ました。

映画監督の西川美和さんが、ロンドン五輪を目指す女子ウエイトリフティングの選手たちに密着。重力にあらがい、鉄のバーベルに青春を賭ける姿を追った感動のドキュメント。

という触れ込みの番組です。

ウエイトリフティングという競技にはバレーやスケートのような「プロ」の制度はありません。オリンピックメダルが取れたりすると指導者として生き残る道はあるにせよ将来にわたって「職業」として成り立つかどうかが微妙な競技です。ロンドンオリンピックの出場権を獲得できなかったある選手は国内大会をキリに選手生活から退いてしまいました。
ぼくらのやっている基礎研究も同じようなものかもしれないと思いながら見ていました。

10年ほど前に某研究所の職員になってになって研究をすることが「仕事」になっていたときがあるのですがその時でも理事長に兼業許可をいただき-というか面接にいったらそうしてくださいと直々にご本人に言われましたので-麻酔を週に一回していました。
留学の直後で思い出しながら麻酔をしていたのですが結局は1年半くらいで研究所を辞めることにしました。
ここにはとうてい書くことができない事が主たる理由だったのですが辞めるということを正当化する材料の一つとして「このような生活をしていたら患者に申し訳ない」ということを考えました。
つまり,週に一回ほど麻酔をするようなぼくに麻酔をされる患者さんの気持ちになればこんな中途半端なことは辞めるべきだということです。
というような事を考えて,臨床と基礎研究が両立できるー少なくとも自分でそう考えられるー間は両立を目指し,それができなくなったと思ったときにはキッパリと基礎研究を止めようと考えました。
「命をかけて研究に取り組んでいる」ということをいう人がいますがそれは間違えです。別に研究がうまくいかなくとも自分は死なないし他人も死にません。職を失うかもしれませんがそれは「命をかけて研究に取り組んでいる」という事とは別の次元の話です。別に研究を軽視するつもりはありませんがそういうものだといっているだけです。
一方臨床は間違えたりうまくうまく行かなかったりすると患者が死んでしまうことがあります。ぼくは自分の命をかけて臨床に取り組んでいるわけではありませんが患者の命がかかっていることは事実です。
ついでにいうと大学院で基礎研究をすると論理的な思考が身につくというのも迷信です。ぼくらのような研究分野の生物学者が弄ぶような論理はそう複雑なものではないし臨床の現場でdecision makingの際に求められる論理の方がスピードが要求され難度も高いし高級なものです。といい切ってしまうと怒られるのでそうぼくは思っているという事にしておきます。

そう思ったのが約10年前でその時から何時止めようかと何百回も自分で考え続けてきました。

研究はよほど方法を誤るとかあり得ない作業仮説によらなければ論文などを出し続けることはさほど難しくありません。-それができない人は研究を続けられません。研究の遂行にはお金が必要で論文がゼロの人にお金をくれる人はいません。誰かに寄生して研究を続けるのはまた別の話です。-
その過程で「バント」で出塁しているような論文も出るし「二塁打」くらいにはなっていると自分で思える論文も出ます。そうなると牛の涎の様なもので切れ目が見えなくなってきます。ホームランを夢見ていますが現実的には無理なのでせめてランニングホームランになったらいいなと思って研究をしていますが「ホームラン」はなかなか出ません。
ドンと勝負してあっさり引くという勇気も無いのでどうしたものかといつも悩んでいます。

というような事をテレビを見て考えていました。
再放送があれば見てみてください

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米国の週刊誌「U.S.News & World Report」が毎年発表しているBest Hospitals 2012-13の結果が発表されています。
Johns Hopkins University HospitalはついにMassachusetts General HospitalにNO.1の座を明け渡しました。
かなり長きにわたって一番だったのに…
日本にも名医の紹介とか病院ランキングがありますけどあれもよく解りませんし米国でも一緒です。
でもJHU hospitalの職員は某K大病院の職員の少なくとも5倍は親切だったと思います。

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ある出来事をきっかけにメーカーと麻酔器を使って現象の再現を試みました。
自分は麻酔器を完全に理解していたわけでは無かったことに気付きました。その意味では自分にとって得るところがありました。

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