「鞠小路」がなくなっていた
ついにたどり着きました、金曜日。
もうへとへとです。
研究室にたどり着き30分位椅子で寝ました。
そのあと例の旅へ taroちゃんと出発。
予定では白川通りを御蔭通まで北上して先週果たせなかった「華祥」で夕ごはん
京大の東をかすめ今出川に。
「まつお」は健在のようでした。
ちゃんぽん、皿うどんの名店
食いしんぼうの店の前を通り「ますたに」に到着。これはtaroちゃんも知っているということで結局ここでラーメンとなりました。
その昔ぼくが幸せだった頃銀閣寺の交差点を少し上がったアパートー今もありますーに住んでいた頃は家族で通っていたので子供の顔を覚えてもらっていたような店です。
その交差点でびっくり。角にあった廣崎産婦人科がなくなってアパートを建設中でした。下の子が生まれたところなのです。なんか時代が終わったような気持ちになりました。
さらに北上、東龍を超えて御蔭通りに入りました。
御蔭通は新しいアパートが数棟出来ていたくらいでほとんど変化なしでした。「茂平」もありましたーこれには特別な思い出があるのですがもちろんこんな処でただでは書けませんー。
東大路をやり過ごし万里小路を南下しました。
養正小学校の辺はかなり変わっていました。ここを通るのは多分22年ぶりです。
「ミリオン」「Ringo」「やまじゅう」「三高餅」健在でした。「阿闍梨餅」も業務拡張でした。まったく同慶の至りとはこのことでしょう。

今出川を渡りさらに進むとなんと「鞠小路」が建物だけ残して廃業となっていました。

taroちゃんのフラッシュ付き 四様で
これは悲しい。
ぼくはここで大学生の時に読書会をしていたんですよ。
ジェイン・オースティンの読書会みたいなのでは無かったのですが、オースティンの読書会を読んだことは数回ありました。恥ずかしいので詳しくは語りません。
さらに南下。「東京ラーメン」も休業中。通りにいたどっかのおっさんと話したのですが身体を悪くして休業中とのこと。復活は望めないと思います。
とうわけでぼくが幸せたっだころのICONはどんどん消失しているという現実を突きつけられやけになりコンビニでビールを買って呑んでいます。二時代くらい終わったな。
同行の taroちゃんありがとう。あとは人生下るだけです。
ところで以前に紹介したことのあるリハビリの夜が新潮ドキュメント賞を受賞したそうです。
これは素晴らしい本です。ぜひ一回は読んでみたらどないですか。
関連するエントリー:
collateral damage
今朝はずいぶん涼しく感じました。日中は手術室内にいましたのでどれくらい暑かったかは分からなかったのですが空の感じでは秋は確実に近づいているなと思いました。
今日の NatureにCollateral damageと題したeditorialが掲載されていました。
Harvard大学のMarc Hauser博士のmisconduct関連の一連の事実関係が明らかになったのを受けたものです。
この事件多くの科学雑誌だけでなくNew York Timesでも再三取り上げられていました。
Expert on Morality Is on Leave After Research Inquiry
In Harvard Lab Inquiry, a Raid and 3-Year Wait
Harvard Finds Scientist Guilty of Misconduct
などが該当の記事です。
今回の事件は、
Harvard University said Friday that it had found a prominent researcher, Marc Hauser, “solely responsible” for eight instances of scientific misconduct.
ということで、彼自身も“I acknowledge that I made some significant mistakes” and saying he was “deeply sorry for the problems this case had caused to my students, my colleagues and my university.”と話しているということですが、関係者の”Collateral damage”つまり巻き添え被害は甚大です。Marc Hauserというぼくでも名前を知っているような大物のしたことなので影響は大きいです。
日本でも昨日「琉球大学:論文データ流用 卒業生学位取り消しも」ー毎日新聞という報道がありました。
琉大は2002年4月に男性教授が赴任して以降、連名を含め著者になった全論文50編を対象に調査。38編に過去の実験データの重複使用や論文間の転用など不正が見つかった。うち19編が大学院生(当時)が筆頭著者として発表された。19編のうち11編が博士号取得のための論文だった。
琉大医学研究科では博士号の論文審査基準に、学術誌への掲載が求められている。一度掲載された論文でも学術誌側が撤回すれば学位も自動的に失われることになる。
琉大は11人の論文の対応について発行元などと協議する方針だ。
といわけでこの件も collateral damage甚大となりそうです。
日本の学位は論文本位主義なのでこういう事が起こるのでしょうね。
処分を受けた教員の氏名は報道では明らかになっていませんがこの人の書いた論文を読んで目の付け所の良さに感心したことがあります。この論文にも問題があるのかな結構良い論文と思いましたけど…
研究費の使用法なども自分では悪いことをしていないつもりでも穴ぼこに落ち込むというかいつの間にか落ちてたことにされることもあります。自分だけなら研究を止めればよいのですが、院生に迷惑がかかるということは悪夢以外の何者でもありません。
ぼくですが一応毎日朝から晩まで手術室で臨床業務に携わっております。朝7時15分には手術室に出て毎日麻酔をしているだけで特にとりたててどうということもないのですが今度某学会で麻酔の話をすることになっています。資料作りで今までの蓄積に乏しいので毎日1時間くらい準備をしています。内容が固まったので残りは速いと思います。
うかうかしていたら原稿がどんどん集まりつまりぼくがする作業がどんどん増えてきました。脊髄反射的に対応できるものもあるのですがすこし調べたりする必要のあるものもあります。カタが付くまでゆっくり眠れません。
関連するエントリー:
FIH-1はfactor inhibiting HIF-1
今日は研究の話から。
Kidney Internationalからーどうでもいいですけどこの雑誌名ってすごいですよねー
Factor inhibiting HIF limits the expression of hypoxia-inducible genes in podocytes and distal tubular cells
Kidney International advance online publication 18 August 2010; doi: 10.1038/ki.2010.284
FIH-1が腎臓で綺麗に染まっていてなかなか興味深い論文だと思います。主張もかなり斬新です。
最近毎週の様にFIH-1の論文が出ています。ぼくも手持ちのデータを出したいと思っています。
この論文のタイトルには誤りがあります。 FIH-1はfactor inhibiting HIF-1 の略です。Factor inhibiting HIFという名前の分子は今まで記載されたことはありません。またFIH-1はFIH1ではありません。そこらへんはきちんとして欲しいです。
日本学術会議の金澤会長がホメオパシーをほぼ全否定する談話を発表しました。
画期的なことだと思います。せっかくだからもう少し練ったものを発表されたら良かったと思います。
例えば
「幼児や動物にも効くのだからプラセボではない」という主張もありますが、効果を判定する のは人間であり、「効くはずだ」という先入観が判断を誤らせてプラセボ効果を生み出します。
という言い方はいただけません。現代医学にもプラセボ効果としか言いようのない現象はいくらでもあります。
また
ホメオパシーについて十分に理解した上で、自身のために使用することは個人の自由です
ともありますが、これって何なんでしょうか。信教の自由は犯されないということを言っているのでしょうか。
とにかくこんな物が総合医療だとか代替医療だとか称して保険適用になることだけは避けて欲しいと思います。
麻酔科学会のページに
専門医試験受験者の帝王切開経験数集計の公表についてという発表がありました。
5年間で0という人もいるのですね。というより生涯一回もしたことがないのかもしれません。まあこれはこれでいいのかな。
ぼくもこの5年間で例えば Fontan手術の麻酔は0回だし肺移植の麻酔もしたことがありません。これでも専門医というか指導医です。VSDや大動脈置換術0回という専門医もいると思います。総肺静脈還流異常とかに至っては0回の人の数が圧倒的に多くて、PDAでも0回の人の数の方が多いかもね。










