今日は夏至でした。
調べてみると現代的には太陽黄経が90度のときのその瞬間と定義されて,その瞬間を含む日は夏至日というのだそうです。
映画の「夏至」みたいなイメージでしょう。
Natureに
Researchers tweet technical talk
Nature 474, 431 (2011) | doi:10.1038/474431a
という記事が出てました。
科学者がtwitterに代表されるようなsocial mediaをどのように利用するようになってきているかについての簡単な記事です。
NEJMのこの有名な論文(Early Goal-Directed Therapy in the Treatment of Severe Sepsis and Septic Shock)を俎上に上げての60人規模のtwitte上の”討論会”の紹介もあります。
少し前にも
Peer review: Trial by Twitter
Nature 469, 286-287 (2011) | doi:10.1038/469286a
こんな記事もあり,こちらはまさにtwitterを論文の査読に使うという試みについて解説しています。
少数の利害を明らかにもった査読者による査読よりも広がりと深みが大きな査読が可能になるのではという議論です。
ちょっと前話題になった”ヒ素生物”の論文にまつわる話も出ています。
こういう話題性のある論文では皆燃えまくってコメントを出すのですが,例えばPLoS Oneでコメント機能がどれだけworkしているかは疑問です。
昨日の続きです。
新しいMac OS Lionでは”バージョン”という機能が実装されるようです。
つまり
一歩一歩をチェックできる。
書類が完成するまでには、様々な変更がつきもの。OS X Lionは、あなたが書類を開くたびに新しいバージョンを自動的に作ります。作業中は1時間ごとにバージョンを作成。いつでも好きな時に、手動で書類のスナップショットを作ることもできます。バージョンはTime Machineに似たインターフェイスで、現在の書類の隣に、以前の書類を時系列に沿って連続表示していきます。比べる。コピーする。共有する。
過去のバージョンの中から、特定の時間の作業の状態を見たい場合は、タイムラインをクリックしましょう。全体を見たい時は、一つのバージョンをクリック。複数のバージョンの間でコピー&ペーストしたり、以前のバージョンに戻すこともできます。書類の共有は、最新のバージョンだけで行います。そこにたどり着くまでの苦労は、自分だけのものにしておきましょう。
ということですが,これだからといって日付を更新しながら作業履歴を残していくやり方を捨て去っても良いと言うことにはなりません。あくまで個人的にはこれで良いのかもしれませんが共同作業では通用しないと思います。
The Emperor of All Maladies: A Biography of Cancerを読み進めています。リアルな”本”を買ったのですがこれは失敗でした。この本重い上に使っている単語が難しいです。Kindleなら同じくらいの値段で軽く辞書内蔵の環境で読み進めることができました。今度から純粋な文字だけの本はすべてKindle版を買おうと思います。本自体はすごくexcitingです。たぶん邦訳が出ますー訳すのはぼくじゃないけどー。
Yahoo知恵袋というサービスがあります。”はてな”の人力検索の出来損ないのようなものですが今日偶然面白い質問を見つけました。
「低酸素で誘導されると言われているHIF-1αが正常上皮細胞で陽性だったのですがこれはどうしてですか?」(参照)
という質問です。
大学院生に投げていろんな”回答”をしてもらっています。質問が短すぎて十分な解答には不十分なのですが逆にいろんな可能性が列挙できます。皆さんも挑戦してはいかがでしょうか?