一月中旬から毎週木曜日から週末にかけて寒波に襲われ近畿北部でも大量の積雪を見ましたが,京都市の平場ではまとまった積雪はありませんでした。
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でも,昨日からの寒波で市内も真っ白になりました。
この程度の積雪だとほんと風情があってよいですね。

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冬は、つとめて。雪の降りたるはいふべきにもあらず。霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火など急ぎ熾して、炭もて渡るも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりて、わろし。

とか

雪のおもしろう降りたりし朝、人のがり言ふべき事ありて、文をやるとて、雪のこと何とも言はざりし返事に、「この雪いかゞ見ると一筆のたまはせぬほどの、ひがひがしからん人の仰せらるゝ事、聞き入るべきかは。返す返す口をしき御心なり」と言ひたりしこそ、をかしかりしか。
今は亡き人なれば、かばかりのことも忘れがたし。

などと書き付けた人達が文字通り目の当たりにした雪景色です。
ただの雪景色なのですがそう思って眺めるとまったく異なった印象を受けます。

京都で麻酔の研修をすればー別に麻酔で無くともいいですけどーこんな景色を見ることができます。

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今書店で売られている雑誌「文藝春秋」に今回の芥川賞の受賞作が二つとも掲載されています。買って読みました。おもしろかったです。好き嫌いはありますがぼくはどんな小説を読んでもつまらないと思うことはあまりありません。

またこの号に掲載されている「日本の自殺」という1975年に発表された論文がおもしろいです。

実は社会って全然進歩していないと感じます。
「現代」は,つねに同じ現代の問題を抱えているだけなのだということがよく解ります。

麻酔科学会の関西支部では「マンスリー」という名前の症例検討会を四ヶ月に一回くらいの頻度で開催しています。
今日も出かけてきました。大阪市の「北」が開催地になることが多いので帰宅の途中と言うこともありほぼ毎回参加することにしています。
各病院から症例報告が持ち寄られるのです。
常連のうるさ型の先生方の追及は結構厳しくそのコメントを聞き,壇上で立ち往生している先生を見ているだけでなかなか楽しめます。普通の学会ではスルーされる場面でも妙につっかっかって来る先生がいてすんなりといきません。後ろの方ではお互いに顔を見合わせてささやき合っていたりする人達もいてこのやりとりもこの会の楽しみの一つです。今日は阪大の萩平さんがぼくの隣にいて適宜コメントをしてくれるので普段より楽しめました。症例も「レア」なものが多いです。今日も少なくともぼくは見たこともない症例が提示されて勉強になりました。
もっと多くの先生が参加すればよいと思います。ストリーミングすれば番組になると思いますが症例報告それもかなり生々しい報告なので無理だと思いますが録画だけはしておけばよいのにね。

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麻酔科学会の三日目。
天候は曇りでしたが暑かったー。

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もらったストラップです

幼弱脳に対する麻酔薬の神経毒性のシンポジウムを聴きました。
まず齧歯類に対する影響を人に適応できるかという問題は置いておくとして,齧歯類においてさえ毒性の評価が一定でないのではないかという印象を受けました。
すくなとも実験条件のどこが一緒でどこが異なるのかの整理をして後に比較の可能性が生まれるのではないかと思いました。
この問題は,とっととヒトでの観察的な研究を行ってコンセンサスを作ってもらいたいものです。10年とかそのくらいの時間は掛かっても仕方ないかもしれません。実験動物を用いていくら優れたデザインの研究を行ったとしても大きな意味は無いと思います。

次は新潟大学の河野先生のセミナーに出ました。方法論があれくらいに確実だといろんな薬剤の影響を調べても定量的にスクリーニングできてああいう実験系はうらやましいと思いました。
ああいう実験系で薬剤の耐性などはどのように評価できるのでしょうか。そこら辺に興味があります。

お昼のセミナーはMASIMO社製の新型パルスオキシメーターの宣伝を1時間機器聞きました。どうなんでしょうか。特に自分の”麻酔”が変わるとは思えませんでした。

午後は静岡のT井先生と麻酔博物館見学見物に出かけました。
教室の旧い研究室に置いてあったような麻酔器が並んでいました。ぼくら麻酔科の医者には何らかの印象を与えると思いましたが一般人にはどうでしょう。新旧手術室のシャーカステンの胸部レントゲンの写真は誰のものだと思いますか? こっそり教えてもらいました,ぼくは。
図書室があり結構な麻酔関連の文献が集められています。コピーを取ることもできるようです。このアーカイブをもっと充実させたら面白いと思いますし,麻酔関連の文献をすべてPDF化してタグをつけて整理して”学術目的”のためには自由に利用できる,そういう作業も学会の事業としておこなってほしいと思いました。これは皆喜びますよ。ここまでしないとせっかくの資料が生かされていかないと思います。

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「麻酔」の創刊号です

しかしあの先端医療センターのエリアは現段階では殺風景ですね。病院が移ってきて人の出入りが始まると街らしくなるのでしょうか。
また麻酔博物館にお出かけの際は,10階の展望台には行った方が良いですよ。

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新しい神戸中央市民病院

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麻酔科学会はもっと若い会員を前面に出した運営にすべきと思います。
また一人の会員が三年間で2時間以上話すことは無いなどの規則も作ってはどうでしょうか。
皆がいろんな企画に参加できてよいと思います。ぼくは,結局今回は機会展示さえも十分に廻ることができませんでした。

またリフレッシャーコースを含む教育的な講演はすべてビデオに収録して公開する様にして学会期間中にon-siteで聴講するという形式は無くしてはいかがでしょうか。こういった講演は質疑応答が特に活発になる要素も少なくビデオやネットでの配信で十分だと思います。十分台本を練って上手に話す先生に担当していただき毎年改定していきます。会員はやる気になればすべての講演をネット上で視聴できるようにします。学会場で話を聴くことに特段のメリットは無いと思います。

今日は休んで明日から作業再開です。
今月中には某論文は完全な1st draftを作りたいです。

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麻酔科学会の二日目が終了しました。

今日は働きました。
結局1時間半はしゃべったことになります。

午前の講演は部屋が大きく驚きました。スカスカで話すのは嫌だなと思っていたのですが定刻にはかなり席が埋まりそれはよかったです。
質問もいくつかいただいたし講演後にもお話できた先生もいらしてぼくとしては満足しました。

お昼のセミナーは慶応の末松さんのものを選びました。研究もすごいけど話うまいですね。終わった後挨拶に行かせていただきました。

その後某シンポジウムですこし話しました。なんか場違いのような気もしましたがぼくとして気になることは話せたと思います。

その後ポスターセッションへ移動しました。日帰り麻酔のセッションでした。昨年度まで一緒に麻酔をしていた二人の先生に発表していただきました。縁の若い先生方とも会えました。
以前ぼくの研究室にいたT内さんとも話せました。昨晩酔っ払ってこけて三針縫ったということでしたけどホント自分の歳を考えてもらいたいものです。

麻酔科学会も会員数が10000人を超えて,学術集会も一日に6000人近く集まるほど規模が大きくなり転換点を迎えていると思います。
学会への新入会者つまり若い先生が増えて来て教育関連の企画を立ち上げる必要があることは十分理解できますが,この様な講演はビデオなどで流しても十分であるという側面もあります。リフレッシャーコースにしても聴講できるのは一度に一コマだけで他の講演はあきらめざるを得ないというのは逆にもったいないことです。
また基礎研究発表の退潮傾向を憂慮する先生(某教授)がおられました。
確かにぼくが審査を担当した某優秀演題のセッションも観衆の入りが悪く先生の心配も故のあることの様に思えました。

朝ある先生と20年ぶりに会いました。全然変わっていないのでビックリしました。懐かしかったです。関西に来るときには是非声をかけてください。
学会はこういう人的な出会いのきっかけを提供する場であるのかもしれません。

土曜日も学会に出かけます。
麻酔博物館を訪問しようと思っています。

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