台風一過というわけにはいかない妙な天気が続きます。
昨日,台風にめげずに麻酔科学会の関西地方会に参加してきました。
正式には第57回麻酔科学会関西支部学術集会です。島岡さんもお見えになっていました。
台風で暴風と思いきや家から駅まで傘を差さずに歩いていくことができました。
梅田に到着して会場までのシャトルバスに拾ってもらい結局傘を使うことなく会場に到着です。
皆さん様子見だったのか出足は鈍かったと思いますがお昼くらいには結構な集まりになっていました。午後一時の時点での入場者は460人程度ということでした。これってやっぱり少ないのでしょうか。何とか押し込めばすべて口演でいけたのでは無いかと思いましたがそうすると学会の企画に人が集まりにくくなるという問題点もあるのでしょうか。
朝一番のセッションで矢澤さんが医療用ナビゲーションシステムから発する赤外線がパルスオキシメーターの測定に干渉するという現象を報告してくれました。マンスリーでいつも質問をしてくれる先生にもほめてもらっていました。とうわけで無事終了。この発表の元になった症例報告を投稿していたのですがこちらも載せてもらえることになったそうです。よかったです。
そのまま気道管理のセッションを聴いてポスターに移動。
結局出会ったY崎先生とS藤先生と1時間ほど話し込みポスターはほとんど見ずにランチョンセミナーへ。
藤田保健衛生大学の竹田先生ー島岡さんのお師匠さんだそうですーの術後鎮痛の話を聴きました。
今まで余り考えたことのないトピックスも含まれていてちょっと興味を引かれました。
その後は医療訴訟と医療事故のお話を二題。弁護士の後藤 貞人先生と,東京女子医大事件の当事者となられた佐藤 一樹先生の話です。
佐藤 一樹先生のお話は今まであまり関心をもって調べた事が無かったのですが当事者からお聞きして仰天しました。ちょっと考えたらぼくでも解るような事を病院と警察,検察に曲解されて延々裁判に何年もつきあわされたのですね。
ぼくは医学は一応は科学だと思っているのですが,事故の原因追及に誰かの思い込みが幅を利かせる様な世界は怖いですね。
座長の瀬尾先生が最後に話していたのですが,この事件も,大野病院事件も青戸病院事件でも麻酔科医の関わり合いがほとんど明確になっていません。何ができて何ができなかったことなのかを検証するのも学会活動としては重要なのかもと思いました。
その後,同門の大先輩ー3人ーに45分くらいいろんな話を聴いていただきました。
最後は,小西さんの発表です。
デイ・サージャリー診療部で婦人科の手術を受ける患者さんの術前の飲水制限を麻酔開始一時間に設定してもなんの問題も無かったという100人規模の臨床研究の結果を話してもらいました。無事終わりほっとしました。座長の先生もほめられていたし。ちゃんと論文になってもらいたいものです。論文にしてpubmedに収録されないと何も無いのと同じです。一方収録されれば確実に文字通りに”歴史の1ページ”になります。
その後,リーガロイヤルのバーでツイ呑み会。
今まで顔と名前は知っていたが直接お話ししたことが無かった先生2人と1時間くらい清談。
よかったです。マンスリーとかそういった機会を捉えて続けていきましょう。
学会の表舞台でもSNSと麻酔科医をテーマにしたシンポジウムなど一回くらい企画してもいいのではないでしょうか?
正式に取り上げてもらえなくとも”裏”でやっちゃえば良いのですけどね。有力そうな企画にぶつけて見たりして…
婚活したらすごかった
読みました。婚活一回はしてみたかったなど思わされる話が満載です。以前に,
ドット・コム・ラヴァーズ―ネットで出会うアメリカの女と男を読んだときに感じた驚きと同種の驚きです。
今日は家にこもって査読を一つかたづけて後は某総説の finalizationをします。今週中には絶対に終える必要がありますから。
大阪はぽかぽかでした。
今日映画「冷たい熱帯魚」を観ました。
これにはヒットされました。でも家内は気分が悪くなったそうです。ゲラゲラ笑うテーマでは無いのですが否応なく笑ってしまうシーンが随所に登場するのもこの映画の妙な所だと思います。
テレビで放映されることは絶対にありません。
これと較べると「ノルウェイの森」とかタダのおとぎ話ですね。
こんな tweetがありました。(参照)
ある事象に詳しい人A、積極的に外部発信する人B。必ずしも、知識レベルで、Bの方が、Aより上とは限らない。しかし、知識と外部への発信力は、まったく別次元の能力である。
これって受け手の側からすると悩ましいです。 基礎的な学問の領域,実は臨床でもBのような人のからの発信のレベルでは信用できない場合があり,やはりAの人の意見は常に参照したいと思います。しかし自分の目の前にいる人がAなのかBなのかはその分野に詳しくないと解らないという問題があります。そもそも自分がレベルAであれば人の話など聴く必要は無いのでしょうから,結局,自分が詳しくない分野に関してはその分野のAレベルの人の意見を聞くまでは判断できないということになります。
学会・研究会でのプレゼンテーションにもこの問題はつきまといます。弁舌鮮やかに話す人には声がかかり講演の機会は増えるでしょうし寡黙な専門家の講演の機会は少なめになると思います。何度も登場する人がAレベルの人なのだと誤ってしまうこともあります。
もう少し続けてみます。
この場合の「外部発信力」って,単純に話がうまいとかそういったことではなく発信への意志なども含む総合的なものだとは思いますが話をすこし単純化して学会などの講演に話を限ってみました。
いろんな学会,研究会があります。ほんと無数にあると言っても良いくらいです。麻酔関連でも麻酔科学会,その地方会,臨床麻酔学会,集中治療学会,小児麻酔,産科麻酔,老年麻酔,静脈麻酔などなどこれ以外にも,もっとあります。
こういう会では一般的な演題の他に教育的な講演がセットになっていることが多いです。
新薬の紹介などがテーマになることが多いと思います。
しかし,例えば米国ですでに何年間も使用されているような薬剤の場合すでに総説も何編も出版されています。要するに総説を読めば済むような講演を何度も聞かされるのは苦痛です。
またいまだに末梢神経ブロックだとかERASだとか言われても困ってしまします。
新しい視点を提案してもらうとありがたいです。
このような,基本的な知識を伝達するような教育的な講演は学会がアレンジしてそれをweb上に公開してもらいたいと思います。内容の面でもそのプレゼンテーションの面でも水準以上のものができあがると思います。
また臨床系の学会に基礎研究の講演が企画される場合があります。
明らかにその分野の権威が招待されて登壇される場合もありますし学会の中で基礎的な研究をされている人が登壇する場合もあります。前者では時々聴衆のレベルを超えたり興味と合致しない内容になる場合があります。しかしこれは問題では無いと思っています。最先端の研究を牽強付会的であっても臨床医学にひねって結びつけたようなその意味では「面白い」研究が聞ける場合もあります。うまく合致しなくともこれは選んだ人の問題だと思います。
一方「中の人」なのに聴衆のレベルを無視したようなおどし的に大量のそれも他人のデータを突っ込んだものを出されても理解できるはずがありません。またどうせ麻酔科医にはこんな「高級な」ことは理解できないだろうという感じの講演もno thank youです。さらにストーリーありきの講演も困ります。
そんな場合,突っ込んだ質問をするとたいていはぐらかされます。
‘職業としての科学 (岩波新書)‘
をざっと読んでみました。
気体が大きかったのですが大当たりとは言えないと思いましたがそれでもなお職業科学者になろうと思うひとは一回は読んでおいて損は無いと思います。
‘心臓外科医の覚悟 角川SSC新書 医師という職業を生きる (角川SSC新書)‘
この外科医のいる病院の麻酔科に勤務してなくてよかったと思いました。
ぼくは自分が平凡な医者なので「名医」は苦手です。理解のできないことを頭ごなしに言われると反発してします。「名医」とはそりが合わないのです。
先週から思い立って「細雪」読み始めました。文庫本で900ページくらいあります。
これで三回目です。
やっぱり面白いですね。あと一週間くらい楽しめます。
先週は新しい論文の資料集めで過去の実験データとかひっくり返したりしていて結構な時間を使ってしまいました。論文の長さに依らずこの作業が一番時間のかかる工程です。ここを抜けたら結局は一本道ですから。
某学会では年に一回の学術集会で応募paperに査読審査を課します。
学会も公益法人になったり、学会での発表を正式な業績と扱うためには必要な作業なのかもしれません。
専門医資格の維持に”点数”が必要だと言うことでpaper数が増えてきていることは事実でしょうから全部採択していては会場からあふれてしまうということもあるのかもしれません。
この査読作業結構大がかりですが、webを利用した方法に変更されてかなりシステマチックになってきています。
またこの査読かなり公正に行われていると思います。paperはすべて匿名化されて査読者に提示されます。抄録中に所属が解る文言がある場合を除き誰のpaperかは解りません。また一つのpaperを数人の査読者が評価します。
また最終的な採択・不採択はもう一段高いレベルで判断されます。
今や誰かが誰かに嫌がらせをするというような事はありません。
なので不採択の場合原因を謙虚に分析して次に備える必要があります。
ぼくの個人的な感想ですが不採択の原因の一番大きなものは日本語の問題です。
限られた学問領域の事ですから想像力を働かせれば内容を把握することはある程度可能です。しかし、”そこにある”抄録で判断するという立場に立つと何が言いたいのか不明だという抄録によい点をつけることはできません。nが20程度の臨床研究でも抄録がスキ無くきちっと書いてあれば採択せざるを得ません。数年以上継続していると思われる基礎研究でもその年の担当者の抄録がめちゃくちゃなら不採択となると思います。
日本人だから日本語が書けるというのはまったくばかげた妄想です。
特に科学的な論理的な日本語を限られた字数で書きあげる能力をつけるためには訓練が必要です。
とにかく最低採択されたいと思えば、抄録を書き上げたら他人に読んでもらうという作業が不可欠です。できれば複数の同僚に読んでもらい率直な批判をしてもらうという作業を経れば意味が不明な抄録がそのままsubmitされると事態は回避できると思います。
科学的な批判はその個人の人格を批判するわけではないし結局はその人のためになるのだと思います。
(参照1、参照2)
ところでmacbook air (late 2010)導入しました。いろいろ考えて結局11.6 inchとしました。
”速い!!”です。とにかく爆速です。研究室には、メモリー、ビデオカードがてんこ盛りのiMac 27 inchがおいてあるのですが体感速度はMBAの勝ちです。
セットアップも簡単でした。
新しいMacへのアプリのインストールはいつもいわゆるクリーンインストールをすることにしていますので取り合えず
- ATOK
- iWorks
- JeditX(editorはずっとこれ。多分一番長時間使っているアプリです)
- OmniFocusとThings(使い分けてます)
- OmniGraffe (draw系はすべてこれで済ませます)
- OmniOutliner (何かプロジェクトを立ち上げるときはこれでやること書き出してかから)
- Mailplane (gmailのクライアントです)
- Evernote
- Marsedit (blogの支援ソフト)
- Reeder
- EchofonとTwitter
- Kindle
- Google quick search box
- Dropbox
はインストールしました。
MS.OfficeとかEndnoteはおいおいインストールする必要はあるかもしれません。
MobileMeのサービスを利用していますのでいろんな設定はある程度引き継げてかなり手間が省けました。
いろんなアプリケーションのデータをDropboxを介して共有するために張ってあるシンボリックリンクをいくつかのアップリケーションについて設定し直したことが手動で行った作業です。
その後
DropBoxの同期に一晩かけてできあがりです。
(後で気づいたのですがHardDiskを介してDropBoxの内容をコピーしてしまえばここの作業の時間は節約できたかもしれません。)
次の夜TimeMachineでMBA(この時点で30GBくらい)のバックアップをとってすべての準備作業を終えることができました。
音楽や映画は出張の直前に選んでいくつか入れるだけなのでそんなにSSDのスペースを消費しません。
新しいmacは店でおいてあるものを触るとなんて速いんだと思うのですが買ってきて自分のアプリなどインストールしてカスタマイズして数ヶ月使っている過程で速度が落ちてくるという感じがありました。
でも、今使っている iMac27 inchとこの MBAではその”原則”がほとんど体感できません。つまり全然遅くなっていきません。ここまで速いと dropboxもそのまま同期設定だしtimemachinが裏で動いていても全然平気です。
すごいです。
今まで使っていた二代目のmacbook airで掛かっていた時間は何だったのだろうかと妙な気分になっています。旧macbook airでは起動するのが一仕事起動スイッチを入れてトイレに出かけて戻ってきてdropboxの同期を待ってそれが終わればdropboxをquitしてから作業に掛かるというスキームでした。これからはそれの手間がすべて省けます。
Photoshopやillustratorを使わず書類中心の仕事をする人ならこれで十分メインのmacとなるのではないかと思います。アドレス帳やiCalは瞬時に KeynoteやPagesはDockでアイコンが一回バウンスすると立ち上がっています。多分現時点では Macbook Proより速いと思います。
こども手当など止めてすべての児童生徒にこのたぐいのbook PCを配れば何か変化が生じると思います。
ぼくは生協で買いましたがBTOしたものを大量に持っているようで注文してからすぐに届きました。
iWorksをプレインストールしようと思いましたがApp Storeでは5台までは正式にアップリケーションをインストールできるそうですので止めました。またこれをを生協で選択すると届くのが大幅に遅れるそうです。
book型のMacの場合はいつもapple careを同時に購入しています。特に今回のMBAは小さく軽いので持ち歩く機会が増えるでしょうしその分”何か”起こる可能性も大きくなっていると思います。一応3年は使おうと思っているのでこれは必須かと。
問題はインナーケースをどれにするかです。なかなか手頃な値段で良いのが見つかりません。というわけで現在はモレスキンフォリオフォルダーを使っています。
サイズはビックリするくらいにぴったりです。
NHKで宇多田ヒカルの番組をやっていました。
こういう天才はいかなる学校教育の仕組みを持ってしても”人為的に”は出てこないと思います。
日本が世界に誇る至宝です。
時期によって太ったり絞り込んだりしていますけど多分すごいストレスが掛かっているのだと思います。彼女の細腕に数百の大人の生活がかかっているのでしょうから。



