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今週の一押し: 2010-#8″ハーバードでも通用した研究者の英語術―ひとりで学べる英文ライティング・スキル”
amazonでづっと入荷待ちなのに業を煮やしてBk1から買ってしまいました。
ハーバードでも通用した研究者の英語術―ひとりで学べる英文ライティング・スキル
読んでいる自分が恥ずかしくなるほどに正統でかつ前向きな指南書です。タイトルがすごいですけど。きっと出版社の人が決めたんだろうな。
英語を読み書きする能力は米国で科学者を稼業とすることを目指すわけでなくとも日本にいても重要です。
はるか昔は、くさび形文字、ちょっと前までラテン語だったのが今や学術とくに自然科学は否応なく英語でやり取りされています。
幼稚園や小学校でいくら会話重視の英語を教えても科学の世界ではまず読み書きがまともにできることが最低条件だと思います。
英語というか英語による表現を高める手助けをしてくれるパートーなを見つけることはすごく重要だと思いました。自分の思いをぴったりの英語にするのを手助けしてくれる信頼できる人を見つけることができればこういった問題のかなりは解決できるような気がします。
もちろんこの指南書をもってしても、表現する素材がなければどうしようもありませんね。つまりデータ。
またこの本は英語が上手くなる秘訣が書いてある訳ではありません。あくまでも標準的な英語を書くことができるひとが科学の世界でより高い次元のコミュニケーションを達成するためのヒントについて実例をあげて解説している本です。英語術を超えている部分もあります。つまりコミュニケーションを英語圏の研究者風に達成するための指南書であるという側面を持っているこということです。
しかし、何はともあれ英語の論文ー症例報告でも通用するスキル満載ですーを書こうとするほどの若者とくにデータ、症例を豊富に持つ鬼には金棒となる可能性を秘めた一冊となることでしょう。
しかし、島岡さんって麻酔科の医者をしてたことがあるんですよ。すごいなー。
“Academeology”:book
BMB2008に木曜日だけ参加しました。今日は勤務で当直ですのでとんぼ返りをしました。一年に一回なのだから通して参加できるといいのにと思いますが仕方ありません。
若い人が多いなと感じました。議論も活発で一日だけでも参加してよかったと思いました。
会いたいなと思ってた人と出会えましたーこれは不思議ー
さて今日は本を紹介します。
Academeology: Random Musings, Strong Opinions and Somewhat Bizarre Anecdotes from an Academic Life
by Female Science Professor
Lulu: 2008. 283 pp.
http://www.lulu.com/content/3666072
Natureで紹介されていた本?です。
Female Science Professor(FSP)という匿名の女性研究者のブログを本にまとめたものです。本といってもAmazonなどでは売っていません。
冊子体、pdf版共にここから入手可能です。ぼくはpdf版を買いました。6ドル弱でした。
内容は副題がよく現しています。つまり”Random Musings, Strong Opinions and Somewhat Bizarre Anecdotes from an Academic Life“
目次を抜粋してみると
1 : Acquiring an Academic Job
The application
The interview
They shouldn’t ask and you don’t have to tell
The people interviewing you may be insane
In sickness and in health
The more things change
Offers and decisions
Cat search
Reference letter for Kitten X
8 : Publishing
What to publish
Special publications : maybe not so special
With whom to publish?
Authorship order and the problem of A-Zists
On resubmission
Back burner
Recently cited
9 : Let’s Review: Reviews & Reviewing in Review
Manuscript reviewing & the fate of human civilization
Extreme reviewing
Graduate student reviewers
Non-preferred reviewers
Vex Ed
You reviewed my paper
Does not compute
Dealing with reviews
こんな感じです。
全部で283ページで6ドルしません。
これは買いですね。
学会の抄録集にひそむお宝
今日Natureを読んでいたらCorrespondenceに
What other treasures could be hidden in conference papers?
Nature 456, 443 (27 November 2008) | doi:10.1038/456443a; Published online 26 November 2008
という文章が載っていました。
学会の抄録などはいわゆるpeer-reviewed paperとは意味合いが異なるが、軽々には扱えない侮れないものもあるよ、というような主張です。
例として島津の田中さんがノーベル賞を取るきっかけになったTanaka, K. et al. in Proceedings of the Second Japan–China Joint Symposium on Mass Spectrometry (eds Matsuda, H. and Liang X. T.) 185–188 (Bando, 1987).が挙げられていました。ー本当にこれがきっかけなのでしょうかー
例えば日本麻酔科学会の年会の抄録はほとんどの場合日本語で記載されていてpubmedにも収録されません。
一方ぼくの記憶が確かなら、AHAのannual meetingのabstractは英語でpubmedにも収録されています。
最低英語で書かなければたしかにどうしようもありませんね。



