創立記念日

On 2010/6/19 土曜日, in Thus Spoke Dr. Hypoxia, by bodyhacker

昨日6月18日は所属大学の創立記念日で病院も連動して休診で
予定手術はありませんでした。

前日木曜日は当直でした。長い手術が12時くらいに終わり研究室でやれやれと一息ついていて机で寝てしまいPHSの音で起きたのが 1:30くらいですぐに始まる帝王切開がありました。昨日はこれも入れて二例の帝王切開がありました。何例やっても緊急でも予定でも帝王切開は緊張します。

二例とも無事終わって寝たのが4時過ぎで、起きたのが6時半くらい。

すこしボーとして術後インタビューで病棟をめぐり当直の引継ぎをして電話での術後インタビューを終えて金曜日の仕事はおしまい。

当直のあとで麻酔がないのはすごくうれしい。

創立記念日といっても大学院生にとってはただの平日ですので9時くらいには全員集合。

11時半からすこしではなくかなりseriousな内容の臨時lab. meetingを済ませてみなで昼食に出かけたりしてかなり充実した一日を過ごせました。
論文の作業もかなり進みました。

IMG_6006

十両のよこわ定食です

先生方にお願いしていた症例報告も二つ初稿が来てすこし気合を入れてこなしていく必要があります。

今日のような時間が周囲に一日でもあれば進むのですが…

New York TimesにRethinking the Way We Rank Medical Schoolsという記事が載っていました。
職場は大学病院であり全国各地から患者さんが集まります。さまざまな理由はあると思いますが、大学の権威を求めてはるばるやってくる患者さんがおられることは確かです。
現実の所属大学の医学部の医学科は入学試験が最高に難しいと一般には考えられていますし、長い歴史の中で数々の大きな業績が基礎医学・臨床で生み出されてきたことも事実です。医学部ではありませんがノーベル賞学者を何人も輩出してきてもいます。
このような外形的な権威が患者さんをして職場への受診を促していることは事実だと思います。
記事でも指摘されているように

The thought process was easy — good school, good doctor; bad school, bad doctor.

という思考過程です。

しかしそれは一面的にすぎるというのがこの記事のまたこの記事で紹介されている論文(The Social Mission of Medical Education: Ranking the Schools Ann Intern Med June 15, 2010 152:818-819)の趣旨です。

米国の医学校は非常に多様である特に”social mission”への貢献度でその差が著明であること、主に研究資金の額や主観的な学校の”評判”に基づいたランキングとsocial missionへの貢献度のランキングには大きな異同があるというような内容が紹介されています。

ぼくらの大学の学生の教育は従来はあまり熱心とはいえないものでした。学生の能力が高いので適当に放っておけば国家試験など合格したいと思う学生は適当に勉強して結局は合格するという放任主義だったと思います。それより学術的にレベルの高い研究環境に学生が置かれることで自分で何かを学んで、基礎研究、臨床研究を通じて医療を変革するリーダーが育つのだという信念のようなものを教員が持っていてそれでなんとかつじつまがあってきたのだと思います。
これからの時代にこういう考えが通用するのかまたやはりこういう考えが正しいのかが検証されていくのでしょうか。

NYTにはこんな記事
もありました。

また毎度ながらひどい新聞報道です。

【毎日jp】都立府中病院の医療事故:点滴速度10倍に、男性患者死なす 看護師書類送検 /東京 http://bit.ly/doVIGe

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