菅直人一派も反小沢で固まっているだけじゃお先真っ暗なのでここで一回リセットでいいのではないかとぼくは思います。大体ぼくは菅直人が昔っから大っきらいなんですよ。
まずCirculationから
Circulation. 2010 Published online before print August 23, 2010, doi: 10.1161/CIRCULATIONAHA.109.922427
Kaelin氏の lab.からのいつもながらのスゴイ解析なんだけど解釈がこれは難しいと思います。病態生理学的な現象を語っているのかさえも疑問だと思います正直言って。
The Emerging Role of the Thioredoxin System in Angiogenesis.
Arterioscler Thromb Vasc Biol. 2010 Aug 26. [Epub ahead of print]
ぼくにゆかりの分子がどんどん登場してきます。 TRX, TXNIPなど。ぼくの研究人生はthioredoxinから始まったのでした。
でもこの総説はかなり偏向していると思う。都合の良い論文だけを引用している。引用されている論文もぼくがいくらやっても追試のできないものも多いしね。
「妖しき文豪怪談」というシリーズタイトルで4夜連続で以下の4作品がドラマ+ドキュメンタリーの形式で放送されました(参照)。
川端康成の「片腕」
太宰治の「葉桜と魔笛」
芥川龍之介の「鼻」
室生犀星の「後の日」ーこれだけ原作とタイトルが異なっていて原作は童子」「後の日の童子」
幸い、全部見ることができました。
とりわけ「葉桜と魔笛」が素晴らしいと思いました。この小説はこの番組を見るまでは読んだことがありませんでしたが青空文庫に入っていたので小説も読んでみました。太宰治は天才的な短編作家だと思います。日本海海戦の大砲の音を持ち出すなんてスゴイです。
「後の日」も良かった。主演の女優がよい。
実は「日本怪談百物語〜その弐〜」も観ました。
語り手は皆うまかったのですが平岩紙が一番うまかったと思います。水野絵梨奈も敢闘賞。
NHKってすごいね。
太宰修の生誕100年で昨年公開された映画三編をやっと全部観ました。
「人間失格」
生田斗真が適役と思っていたのですがこの映画はどうもぼくには面白くなかったです。
「ヴィヨンの妻」
はそれとしてやっぱり
「パンドラの匣」です。
原作の雰囲気が出ていてこれは傑作だ。
丈が五尺二寸くらいで、胸部のゆたかな、そうして色の浅黒い堂々たる女だ。二十五だとか、六だとか、とにかく相当としとっているらしい。と表現される「竹さん」を演じているのが川上未映子でこれが見事にはまっているのでまず笑います。
「マア坊」の仲里依紗もよいし、主人公「ひばり」を演じる染谷将太も好演。
「健康道場」と称する結核療養所が舞台で、
「やっとるか。」
「やっとるぞ。」
「がんばれよ。」
「よし来た。」
という妙なあいさつも映画で実際に声に出されるのを聴くと結構耳について自分でも声に出したくなってきます。
これも青空文庫で読むことができます。一度いかがですか?
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