まず今日の tweet
http://twitter.com/medtoolz/status/29626147808
です。
なので研修医の先生方にはリハビリの夜 (シリーズケアをひらく)を勧めているんですよ。
基礎研究も一緒だと思います。ぼくなんて、大学院の4年間負け続けでしたから。
故健次郎先生に破門されたのですが破門される二時間ほど前には、”ハウス栽培”で野菜を作るような研究はする必要はない、10年後でも続けられるようなテーマに出会うまでじっくりとやればいいと言われ一応それを真に受けてやっていたのですが、院生の時分は負け続けです。何せpositiveな話に出会うことなく一年350日は実験生活。週一回のアルバイトの後も研究室で実験して、子育てもなにも全部家内がしていたのにもかかわらず4年で論文できず、でした。
その後結構な事を発見してようやく辻褄があってきて今に至るというわけです。
始めに負けていろんな事考えてください。
さて徳島で某学会が今日から開かれています。毎度毎度の留守番です。興味はあるのですが一年に何度も学会に出かけても意味はそんなになるのかと言うことで初夏にある某学会だけにしてます。
毎年この期間中に一回は当直が入るのですが今年は昨日、日当直をしたので無しです。これはいいです。大体症例制限しているのにわざと入れてくる妙な考えの診療科があるので困ります。
Nature MedicineとJournal of Clinical Investigationで”pain”の特集をやっています。ここの論文10報読んでおけば慢性疼痛関連の最新基礎知識は概ねカバーしているのではないでしょうか。学会に出てそこから引用したような講演を聴くことも無いと思います。
Nature Med.
JCI
作家の村上龍さんが電子出版の会社を興すと言うことです。
「G2010設立の理由と経緯」
で彼の考えを読むことができます。
新聞によれば
会見に出席予定だった瀬戸内さんは、ぎっくり腰のためビデオメッセージを寄せ、「何でも新しいものがすき。2年前に携帯小説も書いたぐらい。私はこれまでと同じことして生きてないで、ドキドキして生きたい。電子書籍は印刷物が始まったときと同じくらい大革命のとき。未発表のものも一つありましたし、冥土の土産に参加した。電子書籍は最初が勝負。字が大きくなるし、年寄り向きだと思います」と意欲を語った。
そうで、さすが 瀬戸内寂聴は目の付け所が違うなと妙に感心しています。
ぼくは実は、村上龍のよい読者ではありません。
村上龍の長編小説-Wikiより
- 限りなく透明に近いブルー(1976年、講談社)
- 海の向こうで戦争が始まる(1977年、講談社)
- コインロッカー・ベイビーズ(1980年、講談社)
- だいじょうぶマイ・フレンド(1983年、集英社)
- テニスボーイの憂鬱(1985年、集英社)
- 69 sixty nine(1987年、集英社)
- 愛と幻想のファシズム(1987年、講談社)
- ラッフルズホテル(1989年、集英社)
- コックサッカーブルース(1991年、小学館)
- 超電導ナイトクラブ(1991年、講談社)
- イビサ(1992年、角川書店)
- 長崎オランダ村(1992年、講談社)
- エクスタシー(1993年、集英社)
- フィジーの小人(1993年、角川書店)
- 368Y Par4 第2打(1993年、講談社)
- 音楽の海岸(1993年、角川書店)
- 昭和歌謡大全集(1994年、集英社)
- 五分後の世界(1994年、幻冬舎)
- ピアッシング(1994年、幻冬舎)
- KYOKO(1995年、集英社)
- ヒュウガ・ウイルス 五分後の世界Ⅱ(1996年、幻冬舎)
- メランコリア(1996年、集英社)
- ラブ&ポップ トパーズⅡ(1996年、幻冬舎)
- はじめての夜 二度目の夜 最後の夜(1996年、集英社)
- オーディション(1997年、ぶんか社)
- ストレンジ・デイズ(1997年、講談社)
- イン ザ・ミソスープ(1997年、読売新聞社)
- ライン(1998年、幻冬舎)
- 共生虫(2000年、講談社)
- 希望の国のエクソダス(2000年、文藝春秋)
- タナトス(2001年、集英社)
- THE MASK CLUB(2001年、メディアファクトリー)
- 最後の家族(2001年、幻冬舎)
- 悪魔のパス天使のゴール(2001年、幻冬舎)
- 2days 4girls 2日間で4人の女とセックスする方法(2002年、集英社)
- 半島を出よ(2005年、幻冬舎)
- 歌うクジラ(2010年、講談社)
彼の長編小説のうち読んだことがあるのは12編だけでした。読み返したものもそう多くありません。その中でも
と
この三編は大学生になってから読みましたが結構影響を受けたと思います。
特に
は村上春樹のどの小説よりも衝撃を受けたと思います。
「歌うクジラ」も本で読もうと思っていたのですが出版されてみると上下で3000円を超えることがわかった時点で電子書籍版を買いました。
Kindleで英語の書籍を読む場合ぼくの英語を読む速度が十分に遅いのでページを繰る速度を読む速度が追い超すことはないのですが電子書籍版で日本語の小説を読む場合ページを繰る速度が読む速度に追いつかず結果として速読できないという状況に陥っています。iPadが重すぎて寝転んで読み続けられないという欠点もあります。
もしかしたら「歌うクジラ」の場合 iPhone版の方が読みやすいかもしれません。
今度 Kindle Reading Deviceを買おうと思っています。これに対応する日本語の電子書籍がどんどんでてほしいと思っています。
村上春樹-Wikiより
- 風の歌を聴け (1979年『群像』6月号)
- 1973年のピンボール (1980年『群像』3月号)
- 羊をめぐる冒険 (1982年『群像』8月号)
- 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド (1985年6月 新潮社・純文学書き下ろし特別作品)
- ノルウェイの森 (1987年9月 講談社より書き下ろし)
- ダンス・ダンス・ダンス (1988年10月 講談社より書き下ろし)
- 国境の南、太陽の西 (1992年10月 講談社より書き下ろし)
- ねじまき鳥クロニクル (『新潮』1992年10月号~1993年8月号、1994年4月・1995年8月 新潮社より書き下ろし)
- スプートニクの恋人 (1999年4月 講談社より書き下ろし)
- 海辺のカフカ (2002年9月 新潮社より書き下ろし)
- アフターダーク (2004年9月 講談社より書き下ろし)
- 1Q84 (2009年5月 新潮社より書き下ろし、2010年4月に続編が書き下ろし)
長編と言われる小説はこれだけなのですがこちらは最低でも5回は読んでいます。
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