人工呼吸の際に患者に吸入させる気体の酸素分圧をあまり上げると活性酸素による細胞の障害が起こる可能性があるということが広く信じられています。一方吸入酸素分圧を高く保ち血液の酸素分圧を高く保つことにより手術後の創部感染(surgical site infection) 率が減ると主張する研究が存在します。
雑誌Anesthesiologyの以下の論文では吸入酸素分圧を低く保ちすぎると脊椎手術後の感染率が上がってしまうと云う研究結果が報告されています。
Procedure duration >75th percentile
ASA score > 3
FIO2 < 50%
SSIの危険因子として特に以上の3項目が挙げられています。この三つの中でも最も重要なのがFIO2 < 50%だというのですから驚きです。
機序は不明です。
ぼくは結局ほとんどの場合吸入酸素分圧は50-60%にしています。
どうなんでしょう実際。



Comments
Powered by Facebook Comments