論文のrevisionは完成。一つは送りました。もう一つは皆と検討してから今週中には送り返します。

涙が止まりません、花粉症で。

“奇跡の脳” (ジル・ボルト テイラー)

“My Stroke of Insight: A Brain Scientist’s Personal Journey” (Jill Bolte Taylor)の邦訳が出てましたので読んでみました。

原書は買ってはいたのですが部分的にしか読んでいませんでした。

テイラー氏(参照)は36歳の冬の朝AVMの破裂による出血のため脳卒中患者となりました。

本書は、テイラー氏が発症から8年のリハビリ期間を経てその後この分野の語り部となった経緯が綴られています。

脳科学者が脳卒中になったからと言って体験が”科学的”に語られるわけでなく、むしろ虚実ない交ぜになった彼女の内的体験が絶妙の語り口で語られているというべきでしょう。彼女の人生というか世界の受け止め方が変容する過程がとても興味の深い点です。出血時に意識は保たれていたようで、脳の機能の変容の記載が絶妙と言われているのですがぼくにはどうしても信じられないような記載もあります。それ故に”奇跡”の脳なのでしょう。

講演ビデオを見るー聴くーことができます (参照)。すごい説得力です。

しかしアメリカはすさまじいですよ。AVM破裂患者が発症5日目に退院、自宅静養の後、三週間後の開頭術では手術当日に自宅から病院に向かったと記載されています。その後の入院は経ったたったの5日だったとさ。

医者ならいろんな意味で一回は読んでおいた方がいいと思います。

日本では多田先生の

“寡黙なる巨人” (多田 富雄)

のような本があり別の意味で感動的です。

“潜水服は蝶の夢を見る 特別版【初回限定生産】 [DVD]” (ジュリアン・シュナーベル)は映画ですが時間があればみた方がいいと思います。

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