麻酔って面白いよ、たぶん

On 2010/2/18 木曜日, in Thus Spoke Dr. Hypoxia, by bodyhacker

国母くん結局メダルには届かなかったようですね。まあどうでもいいことです。今回のことで卑屈にならずにどんどんステップを上がっていってください。

シャーロック・ホームズ最後の解決 (新潮文庫)はおもしろい。

われわれはなぜ死ぬのか ――死の生命科学 (ちくま文庫)もタイトルだけなら引いてしまうような本ですが意外とタメになりました。

昨日の続きです。

池田信夫さんがブログのエントリー(職業免許の「仕分け」を)で

医師や弁護士の所得が高いのは、免許制度で供給を制限していることによる準レントで、彼らの労働生産性は低い。医師の仕事の大部分は定型的な診察業務で、 もっとも偏差値の高い学生が医学部に行くのは社会的な浪費である。

と書いておられますが偏差値の高い学生が医者になって何が悪いのでしょうか

池田さんは、医者が頭も使うが身体も使うとっても面白い商売だということを知らないのです。平均的には臨床は基礎研究より面白いと断言できます。
せっかく苦労して実験をしても数十回しか引用されないような論文にしかならないのなら手術室でバリバリ麻酔をする方がよっぽど面白いと思います。それ以下ならなおさらだ。でも時々自分の論文が数百回も引用されるのを見てやっぱり研究もいいなと思うときもあります。
だから臨床も研究も続けているのです。

そもそも医学部の卒業生のうち最良の人たちは一線の医者として活躍して、次ぐらいが研究をしたりして大学に残っているのです、と思っています。少なくともぼくの体感ではそうだな。

なので前途有望な若者が医者を目指すのは全く正しいし、博士課程で基礎的な理系の教育をうけた人たちが医者に転向するのも別に間違っているわけではありません。
大切なのはそれをサポートする道筋を用意することだと思います。

どうですか麻酔って面白いよ、たぶん。

シャーロック・ホームズ最後の解決 (新潮文庫)
われわれはなぜ死ぬのか ――死の生命科学 (ちくま文庫)

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