とりあえず今回で Keystoneネタは終了としようと思います。
今回の meetingでほとんど取り上げられれいなかったものの一つにimagingがあります。低酸素領域のimaging, HIF活性化領域の imaging共に皆無といいって良かったと思います。また固形癌を低酸素と安易に結びつけるようあん話しもなくその意味ではバランスが良く取れていたという事になります。酸素の有る無しを純粋にimagingできる技術の開発が急務だと思います。そうでないと観察結果は曖昧な解釈にとどまることになります。
他方、様々なphysico-chemicalな刺激、環境変化が低酸素応答、HIF活性化に及ぼす影響の検討も欠落していました。これは残念です。少なくとも放射線照射後のHIFの活性変化の話しが一つでもあれば良かったとのにと思います。
これは”雑感-2”でも書いたことと関連があります。
今後もう少しバランスの良いmeetingになっていくのかあくまでもHIFを中心課題としたものにとどまるのか主催者の考え次第ですね。
トンネルの入口
今年はFIH-1に関する研究成果がどんどん出てくるでしょう。 dioxygenaseでないFIH-1も来ます、必ず。
また低酸素応答としてepigeneticsの観点からの解析が進むと思います。
各論的には stem cellと低酸素応答もしかしたら”低酸素”でなくHIFという領域もしばらくは論文が出版され続けるでしょう。
ぼく自身のトピックスは HIF-1/HIF-2問題です。いままで目を背けけ手きましたが残りの研究人生ですこし考えてみたいと強く思いました。やっぱり腎癌とマクロファージかもこれを考える土俵は。
トンネルの中
Keystone symposia次回はバンクーバーに戻って欲しいです。近いし標高低いから…
Keystone symposia, Hypoxia: Molecular Mechanisms of Oxygen Sensing and Response Pathwaysの個人報告を終わります。
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